「ハイフってそもそも何?」
「ハイフの効果やリスクについて知りたい!」
国内では美容整形が盛んになり始め、気軽にできる時代になりました。
そのなかでも、今回紹介するのはハイフ。
美容医療の一種で、針や糸を使わずにリフトアップができることから注目されています。
ハイフにどのような効果があるのか、1回の施術でどのくらい持続するかなど、気になる悩みを解決します。
(リスクやデメリットについても紹介します!)
千原 良友先生
奈良県立医科大学卒業。泌尿器科医として臨床に従事する傍ら、
南カリフォルニア大学、国立がん研究センター研究所等で
エピジェネティクス、幹細胞の研究に従事。令和4年、ノリス美容クリニック
を開設。幹細胞の知識を生かした肌再生医療に取り込んでいる。
ノリス美容クリニック:https://www.norris-beauty-clinic.com/
ハイフとは?超音波療法を用いた美容療法の一種
ハイフは美容療法の一種で、肌に超音波を照射することでたるみを改善し、リフトアップができる方法です。
「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波療法)」の略称です。
参考:アイシークリニック
フェイスラインをきれいにするために顔に照射することが一般的ですが、二の腕やおなか回りにも照射できます。
本来リフトアップをする場合は、針や糸を使用しますが、ハイフでは一切使いません。
痛みや副作用も少ないといわれており、女性に人気がある施術です。
仕組み・原理について
ハイフは、超音波を肌に照射することで、肌を引き締める方法です。
原理としては、超音波の熱で皮膚を温めることで、肌の内部を温めて引き締めます。
流れを簡単に説明すると、以下のようになります。
- 超音波を引き締めたい肌に照射する
- 皮膚の内部が温まる
- 肌が引き締まる
- リフトアップ
配布の超音波は、リフトアップしたい肌にピンポイントで照射できるのが特徴です。
そのため、照射した周りの皮膚表面や組織を傷つけることはありません。
ほうれいせんの改善や、たるみの改善につながります。
医療用とエステ用の違い
ハイフには、大きく分けると医療用とエステ用に分かれます。
美容外科でおもにおこなわれているのは、医療用です。
照射方式や施術の回数などがそれぞれ異なるので、表を作成しました。
施術の種類 | 医療用ハイフ | エステ用ハイフ |
---|---|---|
照射方式 | 点状方式 | 高熱方式 |
特徴 | ・高出力での施術 ・深層まで超音波が届く ・引き締め・リフトアップ効果が高い | ・弱い出力 ・照射が浅い場所にしかできない ・引き締め効果が薄く持続期間が短い |
痛み | ほとんどない ※個人差があります | なし ※個人差がある |
効果持続期間 | 3~6カ月 | 1カ月程度 |
医療用ハイフの場合は、美容外科医が立ち合いのもと施術するため、患者の皮膚の状態に合わせた出力でおこないます。
負担がかからないように出力を調整しますが、高出力・短時間で施術が完了します。
しかし、エステ用ハイフの場合は医療従事者以外でもできることから、十分な出力調整はおこなえません。
そのため、弱い出力でなおかつ浅い表層にしか照射できないことから、引き締め効果は短いとされています。
痛みは、医療用ハイフのほうが出力が高いため若干あります。
効果が持続する期間については、医療用のほうが長く3~6カ月程度。
そのため、満足いく効果を実感したい人は、医療用ハイフをおすすめします。
参考:表参道スキンクリニック 医療ハイフとエステハイフの違い
ハイフでおもに期待できる効果
ハイフでは、さまざまな効果が期待できます。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
リフトアップ以外にも効果があるため、施術をしたい人は参考にしてください。
顔全体が引き締まりフェイスラインがすっきりする
フェイスラインがたるみで気になってきた人は、ハイフがおすすめです。
ハイフはピンポイントで照射できるため、ほほやあごのたるみにもできます。
二重あごやほほがたるんできた悩みを抱えている人こそ、施術をしたいところです。
ちなみに、SMAS層と呼ばれる表層が老化で緩むことにより、肌のたるみが引き起こります。
(SMAS層:皮下組織と表情筋の間にある皮膚表層)
参考:SMAS層
ハイフでは、このSMAS層を超音波で照射して熱で引き締めることで、たるみ予防が可能です。
顔に照射をすると、二重あごの改善やほほのたるみの改善ができます。
その結果、きれいなフェイスラインになり、小顔効果にも期待できるのでおすすめです。
参考:美容皮膚科で行われている治療について Ⅲ. 美容皮膚科における抗加齢皮膚治療 3. たるみの治療
目元やまぶたのたるみを改善できる
ほうれい線の原因として挙げられるのは、顔の皮膚のたるみ。
さらに、顔の肌全体を引き締めることで、ほうれい線の改善効果にも期待できます。
ハリや弾力を失うことで、表情筋が緩んだ結果、ほうれい線が目立ちます。
ハイフは、肌全般に照射できるため、フェイスラインだけではなく目元やまぶたのたるみも改善可能です。
参考:東京中央美容外科 目の上・目の下のたるみ取りの施術方法 目周りアイリフト・HIFU-ハイフ
痩身・二の腕などの引き締め効果
フェイスラインやほうれい線の改善に期待できるハイフは、痩身や二の腕の引き締め効果もあります。
肌に照射するハイフとはことなり、ボディに照射する施術は「ボディハイフ」です。
SMAS層への照射ではなく、脂肪細胞に照射することで、たるんだ二の腕やおなかを引き締める効果を実感できます。
ボディハイフは脂肪組織の循環によって実感できる期間が異なります。
一般的に脂肪細胞は2~3週間のサイクルで循環しているため、効果が実感できるのは体外に脂肪細胞が排出されてからです。
(3週間程度が目安です)
また、おなかだけではなく、ウエストや太ももへの照射もできることから、幅広い部位で効果が期待できる施術です。
肌質改善
ハイフは、肌質改善の効果もあります。
これは、ハイフの施術が大きく関係しており、肌に超音波を当てることで熱による刺激を与えます。
その結果、肌細胞は刺激を与えた部分の修復のためにコラーゲンやエラスチンの生成を始めます。
その結果、皮膚の張りや弾力につながり、肌質改善ができるわけです。
そのため、以下のような人におすすめです。
- 乾燥肌が気になる人
- 肌のくすみが気になる人
- 美白になりたい人
ハイフは「肌質改善・フェイスラインの改善・痩身」など、さまざまな効果ができる施術です。
補足:ハイフの効果はどれくらいから実感できる?
美容整形は、施術の効果が出るには個人差があります。
ハイフの場合は、平均で施術から1か月後と言われており、いきなり効果が表れるわけではありません。
施術直後は、超音波の熱により皮膚表面や表層が大きくダメージを受けています。
肌細胞の生成とともに改善されていくので、術後1か月程度は様子を見ましょう。
改善とともに、コラーゲンやエラスチンの生成が活発化するため、肌質改善にもつながります。
ハイフの効果が持続する期間は?
ハイフにしかり、美容整形が持続する期間は個人差があります。
一般的に医療用のハイフは、3~6カ月です。
施術後1カ月程度で徐々に効果が実感でき、細胞の入れ替わりによる肌質改善や、リフトアップなどがあります。
ちなみに3~6カ月は目安で、効果が持続する期間ではなく、治療頻度の間隔です。
しかし、この辺は個人差があるため、クリニックで治療周期を相談することをおすすめします。
参考:美容皮膚科で行われている治療について Ⅲ. 美容皮膚科における抗加齢皮膚治療 3. たるみの治療
ハイフの効果を持続させるためのコツ
ハイフは、針や糸を用いたリフトアップの施術とはことなり、持続効果は短いです。
そのため、効果を持続させるためには、一定の周期で施術を受ける必要があります。
施術の周期は、前述したように3~6カ月が目安。
※医療用ハイフの場合
定期的に通うことで、効果を実感できます。
また、普段のスキンケアでは保湿や紫外線対策もおこなっておきましょう。
ハイフをするメリット・デメリット
ハイフにはメリット・デメリットがあります。
これから施術を受けようと思っている人は、術前の参考にしてください。
痛みには個人差があるので、クリニックで相談をしながら出力を決めることが大切です。
メリット:痛みが少ない※個人差がある
ハイフは、痛みが少ないことはメリットです。
さらに、切開のあとがつかないため、傷跡が残らないこともメリットです。
針や糸を使った施術では、術後に痛みを感じやすいといわれています。
※メスで切開をした場所など
しかし、ハイフの場合は、超音波を照射して施術をおこなうことから、ほとんど痛みを感じないことが特徴です。
医療用ハイフの場合、術前にクリニックで相談して出力を決めます。
また、場合によっては局所麻酔もかけられるため、施術中の痛みは皆無です。
※痛みには個人差があります
メリット:さまざまな部位への照射ができる
医療用ハイフは、リフトアップが一般的です。
そのため、顔回りの照射にのみ対応しているという人もいますが、照射するカートリッジを変更すると、顔以外の部位にも照射できます。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
- おなか回り
- 背中まわり
- 二の腕
- まぶた、眉下
そのため、フェイスラインだけではなくボディラインや、目の下のたるみなどをなくしたい人にもおすすめです。
メリット:施術時間が短い
ハイフの施術時間は、クリニックにもよりますが40~60分が目安です。
糸や針を使ったリフトアップも、同様の時間で施術できます。
さらに、メスを用いた手術ではないため、肌を休ませた数分後にはメイクもできます。
そのため、サクッと施術を終わらせたい人にはメリットと言えます。
しかし、施術当日は、入力を避けたほうが吉です。
(シャワーはOKです)
デメリット:紫外線の影響を受けやすい
ハイフにはデメリットもあり、紫外線の影響を受けやすくなってしまうことです。
施術の際に超音波を照射しますが、肌にダメージを与えてしまいます。
結果としてコラーゲンやエラスチンの生成になりますが、一時的に肌表層の水分量が減少するとされています。
その結果、一時的に乾燥肌になり、紫外線の影響を受けやすくなるわけです。
クリニックからも指導がありますが、術後は保湿をおこない、日常生活でも紫外線の影響を受けないように対策をすることが大切です。
デメリット:やけどの可能性がある
ハイフの副作用やリスクとして紹介されるのが、やけどです。
医療用ハイフでは、クリニックで相談をしながら出力や頻度を決めておこないます。
しかし、まれに肌質に合わずやけどしてしまうことも少なくありません。
また、クリニックでは以下のような人の施術を受け付けていない場合があります。
- 施術箇所の脂肪が極端に少ない人
→骨にあたり水ぶくれになる可能性がある - 重度の皮膚疾患がある人
(例:アトピー、乾燥肌など)
照射する肌から、機械が離れている状態で超音波を当てることが原因です。
場合によっては、水膨れになることもあります。
さらに、エステハイフや未熟なクリニックで施術して、神経を損傷したという相談が国民生活センターに寄せられていました。
【事例2】
美容クリニック併設のエステサロンの施術で頬の神経の一部を損傷した。リスク説明があれば契約しなかった【事例4】結婚式直前に受けたエステサロンのHIFU施術で、顔に熊の爪で引っかかれたような3本のミミズ腫れができた。こんな機器をエステサロンで使用してよいのか
引用:国民生活センター
そのため、施術する際は信用できるクリニックでの施術をおすすめします。
デメリット:人によっては施術を受けられない
ハイフは、前述したとおり施術を受けられない場合があります。
施術をしているクリニックのサイトを見ると、受けられないとのこと。
- 妊娠中、授乳中
→肌が敏感になっているため - 頬の脂肪が極端に少ない人
→神経や骨にあたり傷の原因になる - 重度の皮膚疾患がある人
- ペースメーカーを付けている人
→超音波をしようするため
これらに該当する人は、施術が受けられない・避けたほうがよいかもしれません。
この辺は、クリニックとの相談になるため、相談することをおすすめします。
ハイフの副作用と注意点
リフトアップや肌質改善につながる施術でも、副作用と注意点があります。
今回、実際に事故が起きた事例を紹介しながら、以下の点を紹介します。
- ハイフで主に見られる副作用
- 不適切な使用で事故が起きた場合もある
副作用も併せて紹介するので、施術前の人は参考にしてください。
ハイフで主にみられる副作用
どの美容整形でも同じですが、ハイフにも副作用があります。
一般的に見られる副作用は、以下のとおりです。
- 照射個所の腫れ、むくみ
- 水ぶくれ(骨に近い個所を照射した場合)
(例:頬、目の近く、まぶたなど) - 乾燥
→照射によるダメージからくるもの - 痛み、赤み
→皮膚が弱い人はなりやすい - 毛嚢(もうのう)炎
→敏感肌の人がなりやすい
いずれも、施術後すぐに引き起こす場合があります。
自分で解消するのではなく、異常が見られたらすぐにクリニックに相談しましょう。
不適切な使用で事故が起きた場合もある
クリニックやサロンによっては、施術が未熟で事故が起きた場合があります。
まず、国民生活センターの事例を挙げると、以下のとおりです。
【事例1】
エステサロンで痩身の施術を受けて熱傷になり、治るまでに半年かかると診断された
【事例2】
美容クリニック併設のエステサロンの施術で頬の神経の一部を損傷した。リスク説明があれば契約しなかった
【事例4】
結婚式直前に受けたエステサロンのHIFU施術で、顔に熊の爪で引っかかれたような3本のミミズ腫れができた。こんな機器をエステサロンで使用してよいのか
【事例5】
エステサロンで施術を受けたところ熱傷を負い、顔に傷痕が残った引用:国民生活センター
掲載されているものだけでも、4件はありました。
火傷による相談から、傷跡が残ったという相談、神経を損傷したという相談も寄せられています。
さらに、消費者庁の調べによると、エステサロンなどでの事故事例も報告されていました。
1.本件調査を行うこととした理由
調査委員会は、エステサロン等でHIFU施術を受けた後に、顔の一部にしびれ等
を発症したという申出を受けた
消費者庁の調べによると、2015年から2022年までの期間で110件以上の被害報告が寄せられているとのこと。
それぞれ引用すると、以下のとおりです。
傷病内容 | エステサロン | セルフエステ | 美容クリニック | 合計 |
---|---|---|---|---|
神経障害 | 6 | 3 | 4 | 12 |
皮膚障害 | 14 | 1 | 8 | 23 |
火傷 | 33 | 3 | 9 | 45 |
そのほか | 23 | 1 | 5 | 29 |
合計 | 76 | 8 | 26 | 110 |
この結果を見ると、事故を起こしているほとんどがエステサロンによる施術です。
医療従事者が立ち会うわけでもなく、経験がない素人がおこなうことから、被害事例が多いことも納得できます。
さらに、各種グラフも公開されていました。
年々被害報告は増加傾向にありますが、2021年に急増しています。
脱毛サロン同様に、エステサロンが続々と立ち上げられた年でもあるため、店舗数の増加と被害件数の増加は比例しているように思えます。
仮に、トラブルなく施術をするなら、クリニックと相談しながら信頼できる場所を選んだほうがよいでしょう。
(施術実績があるクリニックなら信頼できます)
ハイフで効果がないと感じる理由
ハイフをしても、効果が実感できなかったという人もいます。
【事例6】
1回で効果が実感できるという広告をみてHIFU施術を受けたが、何も効果がなかった引用:国民生活センター
相談の事例もあるため、エステサロンやセルフ施術では満足いく結果にはなりません。
クリニックでも同様の相談が寄せられることがあり、以下の理由が関係しています。
クリニックがおこなう施術の場合、効果が出ないことは滅多にありませんが、まれにあります。
副作用も含めて、信頼できるクリニックでの施術をしましょう。
副作用が表れているから
施術後に、副作用が現れた場合、効果を実感しづらいことがあります。
効果に関連する副作用の例を挙げると、以下のとおりです。
- むくみ
- 乾燥
- 赤み、腫れ
- 火傷
術後は、皮膚に負担がかかり、腫れの原因になる場合があります。
さらに、腫れやむくみが出てしまうと、施術箇所が膨張して見えるので、施術前よりも膨らんで見えることも…。
そうなると、効果が実感できなかったと思うのも不自然ではありません。
しかし、ハイフは肌細胞の周期によって実感できる期間が変わります。
最低でも1カ月は様子を見ることが大切です。
照射数や出力が不十分だから
本来、クリニックで施術をする場合、術前に十分なカウンセリングをしておこないます。
ハイフの場合は、出力レベルや照射数を決めてから施術をすることがほとんど。
患者の肌の状態によって、レベルや回数を調整することで、術後の副作用やトラブルを限りなくゼロにする意味があります。
しかし、エステサロンの場合は十分なカウンセリングをすることなく照射する場合もあります。
その場合、照射数や出力不足で、効果が実感できないこともあるわけです。
エステサロンでの施術はトラブルもあるため避けたほうが無難で、美容クリニックを選ぶことをおすすめします。
施術回数が少ないから
施術の回数が少ないと、ハイフは効果を実感できません。
基本的に、ハイフは以下のような施術をおこないます。
- 施術をおこなう
- 術後1カ月程度で効果が実感できる
- 3~6カ月に1回周期で施術をする
肌細胞の周期によって、効果が実感できる期間が異なります。
たとえば、1回の施術で効果を実感できたとしても、定期的に通院して施術をしないことには実感できません。
こちらも、医師と相談して肌の状態を見ながら、どのくらいの期間で施術を受けるのか相談する必要があります。
さらに、使用する機械によって出力は異なり、持続期間もことなるため、施術前のカウンセリングは重要です。
たるみが少なかったから
そもそもたるみが少ない状態で施術をしても、満足いく効果が得られないばあがあります。
さらに、たるみが少ない場合は、副作用の関係からそもそも施術ができないこともあります。
効果を実感できても、皮膚の脂肪が少なかったり、たるみがなかったりすると、頬がこけて見える場合も…。
この場合も、医師とのカウンセリングでわかるので、相談することが大切です。
たるみが進行していたから
ハイフにはリフトアップ効果がありますが、まりにも皮膚がたるんでいた場合は効果を得られない可能性があります。
超音波を照射したところで、表層を引き上げられずに、結果として効果を得られないパターンです。
この場合、ハイフでのリフトアップができないことから、別の施術を進められます。
糸を用いた施術や、フェイスリフトが一般的です。
ハイフだけがリフトアップの施術ではないので、ほかにも効果的な施術があるか聞いてみるのもよいでしょう。
ハイフの効果が出やすい人の特徴
たるみが進行していたり、ほうれい線が目立つ人に、ハイフはおすすめです。
そのほかにも、以下のような人にもおすすめできます。
- 20代後半~30代
- しわやたるみが気になり始めた
- 肌質を改善したい
- 痛みが少ない施術をしたい
このような人は、ハイフがおすすめです。
前述したように、進行しすぎているたるみには効果が得られない場合があります。
そのため、「少したるみが気になってきたな…」「ほうれい線が目立ってきたな…」など、進行し始めた人におすすめです。
また、継続的に施術をすることになるので、治療を継続できる人に限ります。
ハイフの効果を高めるポイント
ハイフで満足いく効果を実感したいなら、それぞれポイントがあります。
副作用や施術のリスクも下げられるので、以下のポイントを意識しましょう。
これらのポイントを守れる人は、十分な効果が期待できます。
継続して施術を受け、リフトアップや肌質改善をしていきましょう。
信頼できるクリニックで受ける
大前提として、ハイフは信頼できるクリニックで施術しましょう。
安いからと言って、セルフでの施術やエステサロンでの施術をする人もいますが、おすすめできません。
実際、ハイフのトラブル事例でもっとも多いのは、エステサロンです。
エステサロンでは、十分な説明を受けることなく始まります。
そのため、副作用やリスクを把握せずに始める人も少なくありません。
結果として、火傷や神経障害を負ってしまうこともあります。
しかし、美容クリニックなら、術後に万が一のことがあった場合アフターフォローしてくれます。
それに、術前にリスクやデメリットを教えてくれるので安心です。
十分なカウンセリングを受けて、問題ない場合にのみ施術ができます。
それに、サロンよりも医療用ハイフのほうが高出力です。
1回の施術で効果を実感するためにも、評判が高いクリニックを選びましょう。
「クリニックを選ぶのが難しそう…!」と感じる方は、一般社団法人 日本美容外科学会のサイトも是非参考にしてみてください。
日本美容外科学会
昭和52年1月発足した日本整容形成外科研究会を母体としたもので、美容外科の発展と、国民の福祉に貢献することを目的としています。
引用:日本美容外科学会について
国際美容外科学会(ISAPS)に認められた、日本で唯一の美容外科学会です。
日本美容外科学会のサイトでは名医を探そうというページがあります。
医師免許を保持した上で、形成外科に関わる研修と専門医認定試験に合格した人が形成外科専門医となります。「専門医の資格を持っているのか」という条件から、クリニック選びをすることも手かと思います。
照射数・出力を事前に確認しておく
ハイフでは、照射数・出力によって得られる効果が異なります。
しかし、美容クリニックでおこなう場合は、患者の肌質や肌の状態によって調整されます。
事前のカウンセリングで、少しでも負担がかからないようにしてくれるので安心です。
不安な場合は、事前にカウンセリングだけでも済ませておくとよいでしょう。
定期的に施術を受ける
ハイフは、定期的に施術を受けないと効果を実感できません。
医療用ハイフの場合、3~6カ月に1回の施術が目安です。
しかし、肌の状態によって異なるため、カウンセリングをして照射する頻度は決めましょう。
また、施術後は以下のような症例が出る場合があります。
- 乾燥肌
- 毛嚢(もうのう)炎
- 腫れ、赤み
効果を実感するためにも、スキンケアをすることが大切です。
保湿をおこないつつ、紫外線を通さないように、日焼け止めなどでバリアすることが大切です。
まとめ
ハイフは、リフトアップや小顔効果に期待できる施術です。
効果を実感するまでに、約1か月程度かかりますが、個人差があります。
持続期間は3~6カ月が目安で、一定間隔で照射することで、さらに効果が持続しやすくなります。
トラブルなどもありますが、信頼できる美容クリニックで施術をすると安心です。
事前のカウンセリングなどを含め、アフターフォローをしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。