目の下のクマは生活習慣の改善や市販薬で改善されるものもありますが、美容施術を受けて根本解決しないと取れないものもあります。
最近では美容クリニックでクマ取り整形を受ける方も増えていますが、クマ取りの施術にはいくつか種類があるため、クマの原因によってそれぞれ最適なアプローチが異なります。
せっかく費用を掛けるなら、最適な施術方法を、そして上手な先生を選びたいところですね。
本記事では、クマ取り整形におけるおすすめのクリニックや選び方をご紹介します。
各クリニックの施術内容、費用なども具体的にご紹介しますので、ぜひご一読ください。
桐生有紀先生
日本形成外科学会専門医/日本美容医療協会/美容レーザー適正認定医/日本美容皮膚科学会正会員/日本美容外科学会正会員/日本抗加齢医学会正会員/
福島県立医科大学医学部医学科卒業、東京都済生会中央病院にて勤務ののち、日本医科大学付属病院形成外科・美容外科助教、天現寺クリニック院長を経て、2018年より勝どき駅前皮ふ科クリニック院長を務める。クリニックではアトピー性皮ふ炎など保険診療のほか、プラセンタ注射やリフトアップといった保険外の美容診療まで幅広く診療している。
クリニックHP:https://www.kachidoki-ekimae-hihuka.com/
※クリニックの選定には医師は関与しておりません。
クマ取りでおすすめのクリニック一覧
クマ取り整形を受ける方におすすめのクリニックを、まずは一覧でご紹介します。
クマ取り施術それぞれの特徴については、後ほど詳しくご紹介しますね。
クリニック名 | 再生注射 | ヒアルロン酸注入 | 経結膜脱脂法 | 脂肪注入 | 切開法 |
---|---|---|---|---|---|
TCB東京中央 美容外科 | 9,800円〜 | 19,200円〜 | 83,600円 〜297,000円 | ー | 83,600円 〜547,800円 |
湘南美容 クリニック | ー | ー | 113,000円 | 148,500円 | 334,070円 |
TAクリニック | ー | ー | 198,000円 | ー | 328,900円 〜770,000円 |
聖心美容 クリニック | ー | 60,500円 〜107,800円 | 330,000円 | 330,000円 | 385,000円 〜528,000円 |
水の森 美容外科 | ー | 61,600円 | 214,500円 | ー | 214,500円 〜416,900円 |
高須 クリニック | ー | 110,000円 | 550,000円 | ー | 550,000円 |
共立 美容外科 | ー | 107,800円 | 330,000円 〜550,000円 | ー | 330,000円 〜880,000円 |
ガーデン クリニック | ー | ー | 330,000円 | 440,000円 | ー |
もとび美容外科 クリニック | ー | ー | 184,800円 | 212,300円 | 428,000円 〜448,000円 |
東京美容 外科 | ー | ー | 275,000円 | 220,000円 | 330,000円 〜605,000円 |
城本 クリニック | ー | ー | 275,000円 | ー | 385,000円 |
クマ取りでおすすめのクリニックの選び方
クマ取り施術ができる美容クリニックを選ぶ上で、事前に確認しておきたいポイントが3つあります。
- ポイント①:ご自身のクマの種類を確認
- ポイント②:医院の施術方法を確認
- ポイント③:医師の実績を確認
これら3つのポイントを踏まえて、クマ取りを受ける際におすすめのクリニックの選び方をご紹介します。
ご自身のクマの種類をチェック
クマには原因によっていつくか種類があり、比較的簡単な施術で解決できることもあります。
ご自身のクマの原因をある程度知っておくことで、施術の選び方が簡単になりますので、チェックしてみてください。
青クマ | 茶クマ | 黒クマ | |
---|---|---|---|
見た目 | 目の下が青紫っぽく見える | 目の下が茶色、褐色に見える | 目の下のたるみ、くぼみによって影ができて暗く見える |
原因 | 寝不足や眼精疲労による血行不良 | 摩擦や紫外線による色素沈着、細かなシミの集まり | 加齢によるたるみの脂肪が影になっている |
見分け方 | クマを下に引っ張ると色が薄くなる | 下に引っ張っても上を向いても色が薄くならない | 顔を上に向けるとクマがなくなる |
適切な 施術方法 | 再生注射 | ・再生注射 ・レーザー治療 | ・経結膜脱脂法 ・切開法 |
青クマができる原因とおすすめの施術
青クマはストレスや睡眠不足、長時間でのPC作業に伴う血行不良が主な原因で、切開することなく血流を促進させることができる再生注射がおすすめです。
茶クマができる原因とおすすめの施術
茶クマは色素沈着が原因であり、肌のターンオーバーを促す再生注射による成長因子の注入がおすすめ。
また、医療用レーザー治療でも色素沈着を改善することが可能です。
黒クマができる原因とおすすめの施術
黒クマは加齢による皮膚のたるみや皮下脂肪の減少・移動が原因であり、クマの悩みの95%を占めると言われています。
たるみや脂肪は血行促進や肌改善では解決できないため、皮膚のたるみが強い場合には経結膜脱脂法や切開法がおすすめとなります。
クマの根本原因の殆どはたるみによる黒クマで、青クマ・茶クマが黒クマに混在しているといったケースも。
黒クマを根本解決することで目の下のたるみ・クマが改善する事が多いです。
青クマ・茶クマを改善できる手軽な再生注射から試すのも一つの選択肢ですが、たるみを改善できない施術で治療費を無駄にする前に、美容外科でのカウンセリングで根本原因を確認する事をお勧めします。
医院の施術方法の確認
目の下のたるみを取る場合、施術の方法は大きく分けて
切らない方法「経結膜脱脂法」と切る方法「切開法」があります。
切らない方法は、たるみの原因となる脂肪を除去したあと、余った皮膚を除去することができません。
切る方法は、脂肪を除去または移動させて、余分な皮膚を除去することで治療します。
どの施術方法がよいかの判断は、「皮膚のたるみ具合」「ご自身の希望」
を基準にして、最適な方法を相談することをおすすめします。
・皮膚のたるみ具合
皮膚のたるみが少ない場合は、皮膚を切らずに脂肪だけ取る施術ですっきりした目元に改善できる可能性が高いです。
反対に皮膚のたるみが多い場合には、余った皮膚を除去するか、目の下の凹みに脂肪を注入することで、凹みを埋めて自然な仕上がりにすることが可能です。
・ご自身の希望
結果をどこまで求めるか・ダウンタイムをどこまで許容できるかによっても、最適な施術方法が変わります
どの施術方法がよいかの判断は、「皮膚のたるみ具合」「ご自身の希望」
を基準にして、最適な方法を相談することをおすすめします。
・皮膚のたるみ具合
皮膚のたるみが少ない場合は、皮膚を切らずに脂肪だけ取る施術ですっきりした目元に改善できる可能性が高いです。
反対に皮膚のたるみが多い場合には、余った皮膚を除去するか、目の下の凹みに脂肪を注入することで、凹みを埋めて自然な仕上がりにすることが可能です。
・ご自身の希望
結果をどこまで求めるか・ダウンタイムをどこまで許容できるかによっても、最適な施術方法が変わります。
下表にて、それぞれの施術方法の概要をご紹介します。
再生注射 | 経結膜脱脂法 | 切開法 | |
---|---|---|---|
施術方法 | 細胞増殖を促す因子や成長因子、さらには肌改善を促す数種類の有効成分などを注入することで、コラーゲン生成や血管新生、皮膚の再生効果を期待できる | 注射で下瞼の内側の脂肪を取り除く | 目の下の皮膚を切開し、顔の表面から脂肪を除去する |
施術時間 | 1回5-10分 | 30分〜1時間程度 | 1時間-90分程度 |
ダウン タイム | 約2日~1週間 (腫れの症状が続く場合がある) | 約1週間 (腫れや赤みが続くことがある) | 1週間~2週間程度 (腫れや内出血が続くことがある) |
料金相場 | 1万〜10万円 | 20万円~30万円 | 約50万円 |
メイク | 翌日から可 | 翌日から可 | 抜糸の翌日から可 |
シャワー 入浴 | シャワーは当日から可、入浴は翌日から可 | シャワーは当日から可、入浴は翌日から可 | シャワーは当日から可、入浴は抜糸後から可 |
再生注射
再生注射のメリットは、短時間で比較的安価に治療できる点。
術後のダウンタイムには個人差がありますが、ほかの治療法と比較して短いダウンタイムで済み、メイクや洗顔も早く再開できるため人気の施術方法です。
その一方で、効果の持続力に個人差があり継続的な治療が必要になるというデメリットもあります。
再生注射で特におすすめのクリニックは、下記の通りです。
TCB東京中央美容外科 | ||
---|---|---|
特徴 | 余分な脂肪の分解、FGF再生因子、ヒアルロン酸注入の3ステップによって、全種類のクマに対応可能 | |
費用 | 9,800円〜 | |
初回カウンセリング | 無料 |
経結膜脱脂法
経結膜脱脂法は下瞼の脂肪を内側から取り除く治療法であり、皮膚のたるみによる黒クマの治療におすすめ。
目の内側である結膜からアプローチするため、傷が目立たずダウンタイムも比較的短いです。
一方で、脂肪の除去によって目の下のふくらみが減ってしまうため、目周囲のくぼみによる黒クマの治療には不向きでしょう。
経結膜脱脂法で特におすすめのクリニックは、下記の通りです。
湘南美容クリニック | TAクリニック | |
---|---|---|
特徴 | ・2022年6月時点で目元のたるみ・クマの症例21万件超えの豊富な症例実績 ・麻酔代も含まれた安心の料金システム | ・モニター割など割安な施術も可能 ・結膜脱脂法とあわせて脂肪注入をする場合のセット割も安くおすすめ |
費用 | 113,000円 | 198,000円 |
初回カウンセリング | 無料 | 無料 |
切開法
切開法は下瞼の皮膚を切除してたるみを除去する治療法です。
他の治療法と異なり皮膚の切開を伴うため、ダウンタイムが長く、入浴やメイクにおける制限もあります。
また、経結膜脱脂法よりも内出血や腫れが持続する傾向にあります。
加齢による皮膚のたるみや眼輪筋の筋力低下が原因の黒クマがある方におすすめです。
切開法で特におすすめのクリニックは、下記の通りです。
湘南美容クリニック | TCB東京中央美容外科 | |
---|---|---|
特徴 | ・2022年6月時点で目元のたるみ・クマの症例21万件超えの豊富な症例実績 ・麻酔代も含まれた安心の料金システム | ・開院7年で目の下のクマ施術の累計症例数4万件超え |
費用 | 334,070円 | 83,600円〜547,800円 |
初回カウンセリング | 無料 | 無料 |
医師の実績を確認
ある程度クリニックに目星をつけたら、受診前に必ず医師の実績を確認することをおすすめします。
クマ取りは施術者の技術力によって仕上がりが大きく変わるため、実績のない医師やクリニックを選んでしまうと失敗してしまう可能性が高いためです。
具体的には、脂肪をきれいに取れずに肌が凸凹になったり、脂肪を取り過ぎてくぼみができたりすることがあります。
失敗のリスクを減らすためにも、症例が豊富でクマ取りの経験が多いクリニック・医師を選ぶことが大切です。
クマ取り整形は事前に費用もチェックすべき
それぞれのクリニックの費用の確認も忘れてはいけません。
同じ施術方法でも、それぞれのクリニックで提示されている費用は異なります。
具体的には、オプションの有無、術後のアフターフォローの程度、会員割引、期間限定割引などによっても金額は左右されます。
必ず、目星のクリニックのHPで費用を比較するようにしましょう。
クマ取りに市販の化粧品はおすすめ?
市販の化粧品だけでクマを消すことはおすすめできません。
市販の化粧品には血行改善効果を持つアイクリームなどもありますが、クマを根本から改善することは難しいためです。
特に、皮膚のたるみやくぼみが原因のクマは美容クリニックでのクマ取り施術を受けることをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、クマ取りにおすすめのクリニックや選び方についてご紹介しました。
クマは、青クマ・茶クマ・黒クマと種類に応じて適切な施術方法が異なり、比較的簡単に解決できるものから、切開などの施術を必要とするものまで様々です。
特に、さまざまな原因が混在してクマができている場合には再生注射だけでは満足いく効果を得られず、治療費を無駄にしてしまうことも考えられます。
そのため、まずは美容クリニックで専門医のカウンセリングを受け、施術の費用・ダウンタイム・効果が持続する期間なども考慮し、あなたに合った最適な施術方法を提案してもらうことをおすすめします。