誕生日・クリスマス・記念日など、恋人にプレゼントを贈る機会は意外と多いもの。
プレゼントに大切なのは何より「恋人を想う気持ち」ですが、金額も気になるところですよね。
世の恋人たちは、いくらくらいのプレゼントを贈りあっているのでしょうか。
そこで今回は男女497人を対象にアンケートを実施。
「恋人に贈った最も高いプレゼント」を調査しました。
調査概要
調査対象 | 恋人にプレゼントを贈ったことがある人 |
調査日 | 2021年11月24日~26日 |
調査方法 | インターネットによる任意回答 |
調査人数 | 497人(女性351人/男性146人) |
調査対象の年齢 | 10代 1.4%/20代 30.2%/30代 40.8%/40代 18.7%/50代以上 8.9% |
恋人に贈った最も高いプレゼント|女性の1位は「財布」
まずは女性351人に、「今まで恋人に贈ったなかで、最も高額なプレゼント」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位5位までをランキング形式で紹介します。
1位は「財布」です。
2位以下は「時計」「服」と続きます。
身につけるものや日常生活で持ち歩くものが、上位にランクインしました。
6位以下には「旅行」「家具・家電」「PC・タブレット」などが入っています。
「コーヒーミル」「謎解きグッズ」「フィギュア」など、「恋人の趣味を熟知したうえで贈ったのだろうな」と想像できる回答もありました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 財布
牛革の財布。「イギリスの牛革を日本人がハンドメイドで丁寧に作り上げたこだわりの一品」というキャッチコピーが気に入り購入(20代 2万3,000円)
高級ブランドの限定生産の財布。池袋の百貨店にはなかったので、新宿の店舗へ行って購入しました(30代 10万円)
1位は「財布」です。
海外の購入ブランドや人気・有名ブランドの財布をプレゼントした人が多数。
財布はいつも持ち歩くものなので、喜ばれそうですね。
また、プレゼントした財布を毎日使ってくれるのは、贈った人にとっても嬉しいものです。
贈ったタイミングは「誕生日」が多く、他には「クリスマス」「バレンタイン」など。
予算は数万円という人が目立ったものの、10万円ほどする財布をプレゼントした人も複数いました。
2位 時計
婚約指輪のお礼としてプレゼントした腕時計(20代 30万円)
誕生日にあげたランニングウォッチ(30代 3万円)
2位は「時計」でした。
高級・有名ブランドのほか「木製」「アンティーク」など、こだわりの時計を選んだ人も。
時計をプレゼントすると「これからも一緒に時を過ごしたい」という想いを伝えられます。
恋人へのプレゼントにはピッタリですね。
「誕生日」や「クリスマス」にプレゼントした人のほか、「婚約指輪のお返しに贈った」という女性も目立ちました。
婚約指輪のお返しとして贈る時計は、「30万円」など高額になる傾向が。
なお婚約指輪のお返しとして腕時計が選ばれるのには、「メンテナンスすれば一生使える」といった理由があります。
3位 服
誕生日にあげたジャケット(20代 4万円)
誕生日にずっと欲しがっていた革ジャンをあげました。ブランド物ではなくビンテージの一点物です(30代 5万円)
オーダースーツ(50代以上 5万円)
3位に入ったのは「服」です。
Tシャツやパーカーなどのカジュアルなものからスーツまで、さまざまな服が挙がりました。
値段もさまざまで、中には「10万円以上するブランドもののコートを贈った」という人も。
プレゼント用に服を購入する前には、サイズや好きな服の系統を把握しておく必要があります。
そのため、付き合ってすぐだと少し難易度が高いプレゼントかもしれません。
4位 カバン
クリスマスプレゼントとして3WAYのビジネスバッグ(20代 4万円)
クリスマスプレゼントとして3WAYのビジネスバッグ(20代 4万円)
出張用にも使えるやや大きめのビジネスバッグ。本革でカッチリとしていますが、軽めのオシャレなものでした(50代以上 2万円)
「カバン」が4位に入りました。
高級ブランドのほか、ビジネスバッグをあげた人も目立ちます。
社会人であればビジネスバッグは毎日使うため、喜んでもらえるでしょう。
荷物の量や職場のドレスコードなどを確認して、好みに合うものを選びたいですね。
5位 靴
誕生日にあげた革靴(20代 3万5,000円)
彼の誕生日にバスケットシューズをプレゼントしました(30代 2万円)
「靴」が5位に入りました。
靴も実用的なプレゼントですよね。
「新しい場所へ連れて行ってくれる」「新しい門出」など、ポジティブな意味で靴を送る人も多いようです。
ただ靴をプレゼントする際に難しいのがサイズ選び。
「同じサイズ表記でも、メーカーによってサイズ感が違う」とか「試着して選ばないと靴ずれしてしまう」ことがよくありますよね。
そのため、できれば一緒に買いに行くのがオススメです。
恋人に贈った最も高いプレゼント|男性の1位も「財布」
続いて、男性146人に今まで恋人に贈ったなかで最も高額なプレゼント
を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位5位までをランキング形式で紹介します。
男性の1位も「財布」。
財布が女性・男性ともに1位になりました。
僅差の2位が「カバン」、そして3位に「ネックレス」と続きます。
男性のランキングでも、身につけるものや日常でよく使うものが上位に入っていますね。
女性のランキングとの違いは「ネックレス」や「指輪」といったアクセサリーが上位にランクインしていること。
なお6位以下には「旅行」「香水」「車」などが入っています。
また「スノーボードのセット」「テーマパークの年間パスポート」など、恋人の趣味に合わせたであろうチョイスも見られました。
では具体的な回答を紹介します。
1位 財布
誕生日に渡した高級ブランドの財布(20代 25万円)
海外ブランドのお財布。自分も好きなブランドで、実際に使っていてデザイン性や使いやすさがいいので恋人にもプレゼントしました(40代 11万円)
1位は「財布」です。
誕生日やクリスマスに「高級ブランドの財布をプレゼントした」という男性が多数。
20万円以上と、かなり高額な財布をプレゼントした人もいました。
せっかくなら相手の好みに合わせた色柄やブランドの財布をプレゼントして、喜んでもらいたいですよね。
つき合い始めたばかりで恋人の好みがわからないときには、「シンプルで上品なデザイン」を選んでおくのがおすすめです。
2位 カバン
誕生日にあげたノーブランドのサコッシュ(20代 1万円)
クリスマスにあげた高級ブランドのバッグ(30代 17万円)
2位は「カバン」でした。
海外高級ブランドの名前が多く挙がっています。
そのため購入金額も高額で、10万円以上の予算をかけた人も多数いました。
「恋人が欲しがっていたものを覚えておき、多少無理してでも記念日に贈る」など、恋人を喜ばせたい男心が伺えます。
ただ高額であればいいわけではないので「恋人が普段使いできそうか」「恋人のファッションに合うか」なども考慮したいですね。
3位 ネックレス
クリスマスにあげた猫モチーフのネックレス(20代 2万円)
有名ブランドのネックレス。多分限定品だったと思う(40代 6万円)
20代前半の時に、誕生石であるエメラルドが入ったネックレスを贈りました(50代以上 8万8,000円)
3位に入ったのは「ネックレス」です。
ネックレスは毎日身につけられるので、喜んでもらいやすいアイテム。
指輪のようにサイズが厳密ではないので、「一人で買いに行っても選びやすい」というメリットもあります。
また「恋人が好きな宝石」「誕生石」などがついたネックレスなら、特別感が演出できますね。
シンプルなデザインにすれば使い勝手もよく、職場にもつけていけるでしょう。
反対にあまり個性的なデザインのものは「使いにくい」と敬遠されてしまうこともあります。
4位 指輪
シンプルなペアリング(20代 2万円)
ピンクダイヤモンドの婚約指輪です(30代 30万円)
ブランドはわかりませんが、欲しいと言われたダイヤの指輪(40代 13万円)
「指輪」が4位に入りました。
よほど束縛を嫌う人ではない限り、「恋人から指輪を贈られても全然嬉しくない」という人は少ないはずです。
恋人同士のプレゼントの定番でもありますよね。
しかし順位が4位なのは、あまりに高価なものは婚約指輪や結婚指輪を連想して贈るのにちょっと勇気がいるからかもしれません。
また「相手のリングサイズがわからない」という理由もありそうですね。
5位 時計
セミオーダー腕時計(30代 3万5,000円)
クリスマスプレゼントにあげた高級ブランドの時計(40代 80万円)
クリスマスにあげた、クリスマス仕様にデザインされた腕時計(50代以上 2万5,000円)
「時計」が5位に入りました。
時計はいつも身につけられるので、喜ばれやすいアイテム。
「渡したものを大事に身に付けてくれていると愛おしく思える」という意見もありました。
ノーブランドから高級ブランドまで、さまざまな時計が挙げられています。
金額も5,000円から80万円までとさまざまでした。
80万円の時計を贈った人からは「彼女もここまで高価な時計をプレゼントされるとは思っていなかったようで、今まで見たことのないテンションで驚いていた」という体験談も寄せられています。
二人にとって印象に残るプレゼントになったでしょうね。
恋人に贈った最も高いプレゼントの平均は7万7,051円
これまでに恋人に贈った最も高額なプレゼントの金額を聞いたところ、結果は以下のようになりました。
全年代の平均金額は7万7,051円です。
全体的には5万円以下の人が多かったものの「数万円~10万円」という層も100人を超えています。
最も高額だったのは、なんと「約2,000万円の日本製高級車」。
恋人同士の関係がよほど深いか、贈られた側がかなり裕福でないと、受け取るのを躊躇してしまいそうなプレゼントですね。
なお「2,000万円の車」については、まさしく桁違いであったために平均金額の集計からは除外しています。
年代別平均額は以下のようになりました。
全体的に、年齢が高くなるほどに平均金額も上昇しているのがわかります。
経済的な余裕なども関係しているのでしょう。
また20代以上では、男性の平均額が女性よりも高くなっています。
「年齢を重ねるごとに男女の経済格差が広がる」という現実を反映しているのではないでしょうか。
また、男性は自分がもらうプレゼントの金額にあまりこだわらないとも言われます。
そのため恋人に「高価なものが欲しい」と伝えることが少ないのかもしれません。
なお恋人へのプレゼントの予算相場は「大学生なら1万円くらい」「20~30代なら2万~3万円ほど」が一般的だと言われます。
ただアンケートでは、一般的な相場よりかなり高い金額が出ています。
恋人の喜ぶ顔が見たくて奮発したのだろうと想像できますね。
恋人にプレゼントをあげるのがすきな人は8割
「恋人にプレゼントを贈るのは好きですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「とても好き」「まあ好き」と答えた人が合わせて84.7%で、8割を超えています。
多くの人が「プレゼントを贈るのが好き」だとわかります。
恋人の喜ぶ顔を見ると、嬉しくなりますよね。
また、プレゼントを贈るシチュエーション自体が、クリスマス・誕生日・記念日など「恋人と過ごす特別な日」に起こるもの。
特別な日のワクワク感もあって、プレゼントを贈るほうもより楽しくなるのではないでしょうか。
では「プレゼントをあげるのがすきな理由」「すきではない理由」について、具体的な回答をもとに紹介します。
プレゼントをあげるのがすきな理由
プレゼントを渡したときの反応が嬉しいし、自分があげたプレゼントを使っているところを見ると幸せな気持ちになるから(20代 女性)
単純に喜んでもらえるのが嬉しいし、自分の気持ちの大きさも表せると思うから(30代 男性)
喜んでくれる姿を見るのが嬉しいし、選ぶ時も楽しい(40代 女性)
プレゼントをあげるのが好きな人からは「喜んでいる姿を見ると嬉しい」という意見が圧倒的に多く寄せられました。
他に「恋人の反応を想像しながらプレゼントを選ぶのが楽しい」「気持ちを伝えられる」などの回答も寄せられました。
プレゼントによって、贈る側も幸福感を得られるのですね。
また「恋人との仲がより深まると思う」という意見も。
確かにプレゼントされたものを目にするたびに恋人のことを思い出し、より好きになる効果はありそうです。
プレゼントをあげるのがすきではない理由
相手の反応が悪かった際のトラウマが消えていないからです。一生懸命選んだことが無駄になった感じがしました(20代 男性)
私があげるばかりで、相手からは大したものをもらえなかったから(40代 女性)
お金がかかるからあまり好きじゃない(50代以上 女性)
プレゼントをあげるのが好きではない人からは「お金がかかる」「お返しが期待できない」などの意見が寄せられました。
経済的な理由でネガティブに考える人や、「プレゼントを贈っても自分に利益がない」「見返りがない」と感じる人もいるようです。
プレゼントの交換が義務になってしまうと、負担感があるのかもしれません。
また「プレゼントを選ぶのが苦手」「気に入ってもらえなかったときのことを考えると憂鬱」という意見も。
確かに、頑張って選んだのに気に入ってもらえなかったり、全然使ってもらえなかったりしたらショックですよね。
高価なプレゼントであれば、なおさらでしょう。
プレゼントを選ぶのが苦手なら「欲しいものを聞く」「デートしながら一緒に選ぶ」のもおすすめですよ。
まとめ
今回は男女497人を対象に「これまでに恋人に贈った最も高価なプレゼント」を調査しました。
その結果、男女ともに1位になったアイテムは「財布」。
海外有名ブランドの財布を贈った人が多く、予算が高額になりました。
なお「高額プレゼント」の平均額は7万7,051円。
各年代ともプレゼントの相場金額を上回る数字が出ており、恋人のための奮発したことが伺えます。
ただ「高価なものを贈ったのに、相手からのプレゼントはそれほどでもなかった」と不満に感じる人も。
クリスマスや誕生日など、プレゼントの交換になる場面では、あらかじめ予算や欲しい物を話し合うのもいいかもしれませんね。
もちろん高価なものを贈ってサプライズを演出するのも素敵ですが、あまりに高価だと「嬉しいけど受け取りにくい」と感じる人もいるので注意が必要です。