合コン、紹介、お見合いパーティー、婚活サイト、数々の婚活メディアを利用し、週4のデートを乗り越え見事旦那様をゲット(婚活成功)した元婚活戦士ののぞみんです。
「Yahooパートナー」で知り合ったおしゃれ志向が高すぎる田中さんのことをお話ししたいと思います。
私について
映画が好き過ぎて広告関係の仕事から某レンタルビデオショップへ転職をし、バリバリと夢中で働いていた私はこの時焦りを感じていました。
歳は27歳、顔は中の下、体型はぽっちゃり、お世辞にも可愛いとは言えない容姿。
同僚は見渡す限り既婚者ばかり、アルバイトスタッフは大学生で手を出すと犯罪。
そう、「出会いが全く訪れない!」ということに気が付いてしまったのです。
それまでにきちんと交際した人はたった2人、そのうち1人とは同棲もしましたが、結婚には至りませんでした。
周りは徐々に結婚していき、婚活戦線から1人抜け2人抜けと、もはや誰が嫁にいってもおかしくない状況。
合コンも減り朝から晩まで髪を振り乱しレンタルビデオを売り場に戻す日々。おしゃれをして出かけることも無くなっていました。
婚活サイト「Yahooパートナー」について
「結婚…、したい!」そう思った時にはもう行動に出ていました。
まず少ない男友達に片っ端から、「もう独身なら誰でも構わない!」と紹介を依頼し、女友達を誘っては合コンを開催しました。出会いを貪ることハイエナのごとしです(笑)
それだけでは飽き足らず、お見合いパーティーにも赴き、成果が出ないと分かるや震える手で婚活サイトにも登録を試みたわけです。
一心不乱に出会いを貪っていた私ですが、ここにきてやっと少し躊躇しました。
(サイト(ネット)って、怖いな…)
そこで私が登録したのは日本最大規模の婚活メディア「Yahooパートナー」でした。なじみがあったし信頼がおけました。
当時はこのYahooパートナーは、身分証明書の写しを事務局に送ることと、利用料がかかりました。そこまでして登録するなら本気の人ばかりに違いないと、それも後押しとなりました。
いざ、登録をしてみると居るわ居るわ、ものすごい数の出会い無き人たちが悲痛な思いとともに登録をしていました。
いよいよ「Yahooパートナー」に参加する!
かくして私のYahooパートナーでの活動が始まったわけですが、最初は全然メッセージが来ませんでした。
それもそのはず、恥ずかしさから顔写真を載せていなかったのです。
逆に私も顔写真の無い人とは接触を控えていました。どれだけプロフィールが気になっても、「カメレオンみたいな顔だったらどうしよう…」「小錦みたいなデブだったらどうしよう…」と踏み出せなかったからです。
お相手もそうだと思ったので、意を決して顔写真を載せることにしました!
「どうせ載せるならものすごく可愛く撮ろう!」と、照明にこだわり、お化粧で陰影を作り、髪型で輪郭を細く見せ、技巧を駆使して何枚も写真を撮りました。
およそ100枚ほど撮ったあたりで奇跡の1枚が出来たのでそれを載せると、あれよあれよという間に約200件ものメッセージが舞い込んできました。
私はさしずめ人気ブロガーのように、仕事後すぐにパソコンを立ち上げ200件のメッセージすべてに返信を行いました。
最終的にメッセージを永くやり取りしたのはわずか5人ほどでした。
その中の1人の方は音楽好きで、アジアンカンフージェネレーション、バンプオブチキン、ラッドウィンプスなど、私の好きなバンドと丸かぶりで、「この人とならすごく合いそう!」と思いました。
仮に名前を田中さんとします。2週間ほどのメッセージのやり取りを経て、ついにデートのお誘いがありました。
以下、メールのやり取り
のぞみんさん、今度食事でもどうですか?
水曜日の仕事後でしたら空いてます!
では、18時ごろから梅田にいますので、連絡をください
わかりました! 楽しみにしています!
仕事が終わる時間は特に聞かれずそう言われたので、残業もざらにある私はホッとしました。
「18時以降ならいつでもいい」という意味なんだろうと気軽な気分になりました。
田中さんとの出会い
その日は幸い残業もなく18時前に到着、一緒にお店を探すことになりました。
田中さんは28歳で私の大好物の眼鏡男子でした。
服装も音楽好きらしく細身のパンツをはきこなすモード系。職業はデザイナーとまぁおしゃれで、私のボルテージは最高に盛り上がっていました。
ここにしよう。おしゃれだし
そうですね~! おしゃれですね!
そうして、薄暗くて盛り付けも華々しい実におしゃれなご飯屋さんでお食事をすることに。
仕事の話などから、そのうちお互い一人暮らしということでどんな部屋に住んでいるか、どんなインテリアが好きか、という話になりました。
僕はね~、最近アレを買ったんですよ、アラジン
(アラジン…、はて…、魔法のランプかしら?)
と、ポカーンとしていると、
えっ、まさか知らない? アラジンのストーブ
あ~、そんなのがあるんですね
おしゃれピーポーはみんな知ってるよ、ブルーフレーム
どうやら前職が広告関係の仕事だったので、私のことをおしゃれピーポーだと思っていたようです。
私は休日はするめをかじって漫画を読んでいるような人間なので急いで否定しました。
いやいや、私おしゃれピーポーじゃないので、おしゃれアイテムはあんまり詳しくないんですよね~(笑)
そんなことないでしょう。美大出てるし広告関係の仕事してたんだし
(まぁ…、おしゃれな物は嫌いじゃないし、そう思われてるならそれでいいか。ダサいと思われるよりいいよね、うんうん)
その後もおしゃれアイテムや、おしゃれピーポーの間では有名なのであろうアーティストの話を「もちろん知ってるよね?」という顔でお話ししてくれましたが、私はちんぷんかんぷんのままニコニコ聞いていました。
そしてその日はおしゃれな街乗りスポーツバイクにまたがって彼は颯爽と帰っていきました。私の生活には無かったおしゃれさを持つ田中さんは好印象に思えました。
2回目のデートは日曜日にお誘いがありました。
僕は14時ごろから梅田に居ますので、着いたら連絡ください
わかりました! 梅田に着いたら連絡しますね!
またも「何時にする?」ではなく、「14時ごろから梅田にいる」ということだったので、何かおしゃれな物でもお買い物するのかなぁと思い、私はその日お昼に別の人とのデートを入れていました。
しかし、この判断が間違いでした。
デートの最中、14時ぴったりにメールが入りました。田中さんからです。
今どこにいますか?
今友達と遊んでます!
デートとは言えなかったので、友達と居ることにしました。
えっ…、僕14時って言いましたよね?
凍り付きました。ここで私は初めて勘違いに気づいたのです。田中さんは「14時に待ち合わせをしよう」と言ったつもりだったようなのです。
(え~! そんな~! あの言い方じゃわかんないよ!!)
私は内心そう思いながらもこう返信しました。
すみません!(>_<;) 私てっきり何か用事があって梅田に居るのかと思ってました! 急いで行きます!
わかりました。待ってます
明らかに怒っています。(こ、こわ~…)
しかし、予定はなかなか変えられず、結局梅田に着いたのは17時でした。私は平謝りしました。
お待たせしてしまってすみません! 私勘違いしてて…!
田中さんは開口一番、
めっっっちゃ、待ちましたぁ
と答えました。
私は自分が悪いと思いながらも、内心(あれ? ちょっとおかしいぞ?)と思い始めました。
その日田中さんはまたもおしゃれなワインバーへと私を伴って入っていきました。
(そういえば、最初のお店も私の意向を聞くことも無く、独断で入って行ったような…)ふつふつと湧き上がる疑問。
そして私にはその日、どう~~しても気になることがもう一つありました。微妙な空気のままおしゃれなお食事は進み、盛り上がることなくデートは終わりました。
その後お互いに連絡を取ることはありませんでした。
田中さんは私のことを「時間を守らない女」と思ったのだろうし、私は「人の都合をまったく聞かない人」と思ったので当然の結果です。
加えて言わせてもらえばずいぶんとおしゃれにこだわるので、逆におしゃれにコンプレックスでもあるのか?と思いました。おしゃれがくどかったです。
そして、私が最も気になっていたのが、待ち合わせからお別れまで田中さんがずっっっと鼻毛が出ていたことです。
この出会いで私が学んだことは、「おしゃれピーポーたるもの鼻毛は出してはいけない!」ということでした。
結果報告!
Yahooパートナーで実際にお会いしたのは3人で、その中には今の夫が居ます。(笑)
田中さんが人の都合を聞かない人、もう1人は大変無口な人で、総合的に見るとコミュニケーション能力が低い人が利用しているイメージが印象として残りました。
ですが、むやみやたらとパーティーだ、コンパだと軽薄なよりは誠実な人が多いのかな、とも思いました。結果として夫と出会えたので私にはぴったりだったと思います。
まとめ(総括)
合コンやお見合いパーティーに比べYahooパートナーでは、結婚に対してのスタンスから始まり、タバコを吸うか、お酒を飲むかまでもプロフィールで分かるため、事前に自分と合いそうかどうか分かった上で接触できるのが非常に効率的です。
しかし、不特定多数の人間と接触するので、自分に合う人合わない人、良い人悪い人の判断が苦手な人は変な人につかまってしまう可能性があります。
自分が素直で純粋な人だという自覚がある人は、そういった部分には気を付けた方がいいと思います。
とにかく結婚までのタイムリミットが短い人(焦りを感じている人)にはこういったネットでのお見合いはとても最適だと思います。