「夫(妻)が浮気をしているかも!?」
その兆候を発見した時、誰でも心が動揺します。
しかし、焦ってはいけません。
浮気が発覚しても円満な夫婦に戻りたい、離婚をしたい、どちらにせよ、法的に有効な証拠が必要です。プロの探偵社に浮気調査を依頼することがベストな選択肢ですが、気になるのが調査料金。
探偵社に調査を依頼する前に、以下のような不安があったら、前情報を入手してから探偵社選びを始めましょう。
- ネットに掲載されている情報が本当かどうか不安
- 料金が安いと、きちんと調査してくれるのか心配
- 調査料金が探偵社によって違う理由がわからない
- 相場が知りたい
- 相談をしたら契約を強要されそうで怖い
- 見積どおりの金額で収まるのか心配
- そもそも、見積書の見方がわからない
- 調査料金を安くすませる方法はある?
探偵社の調査料金には、実は“ウラオモテ”があるのをご存じですか?
最初に提示された金額より高い金額を請求された、調査結果に不満があるなど、後でトラブルになることも少なくありません。
探偵社に調査依頼をする前に、調査料金の“ウラオモテ”をしっかり頭に入れて、費用の裏側を読み取りましょう。
調査料金は人件費、「安かろう悪かろう」の世界
調査料金で主に占めるのは、人件費と考えていいでしょう。
交通費、車両費、場合によっては宿泊費、機材費などの実費もかかりますが、主に何人の調査員が何時間調査にかかったかで費用が決まります。
浮気調査には3~4人の調査員が必要とされています。
調査員の人数が1人という場合は、まず調査の質を疑問視した方がいいでしょう。調査員の人数の必要性については後ほど詳しく説明しますので、まずは人件費について考えていきます。
例えば、対象者が会社を出た後、3人の調査員を動員し8時間尾行したとします。
仮に、探偵社の運営費や利益を含んだ人件費を時給換算して1時間5千円と見積もったとしましょう。すると人件費だけで、この1回の調査で12万円がかかります。
現在のサラリーマンの平均時給は、約2,500円といわれています。
会社の運営費や利益を含んだ、調査員の時給を5千円で見積もるのは安すぎるかもしれません。熟練した技術が必要な調査員は、平均的なサラリーマンの時給より高く見積もるのが妥当です。
考えてみてください。
長年技術を磨いた質の高い調査員が、外で何時間も外で張り込みをして、対象者を見失わず尾行し、法的に有効な画像を撮り、安い時給で動きますか?
調査員の時給が安いということは、経験が浅い、十分な教育を受けていないなど質が悪い可能性が高いということです。
または、複数の調査員を導入すると話し、実際は1人の調査員が行うという悪質なケースもあります。
このような調査を行っている探偵社では、思うような結果がでないことは容易に想像ができます。
失敗を覚悟して依頼をしなくてはなりません。
では、人件費に見合った調査料金なら安心できるのでしょうか?
そうとも限りません。
実は、調査依頼だけ探偵社が請け負い、外部の機関に調査を依頼するケースや、フリーで働く調査員を集めて依頼するケースもあります。このような場合、企業側が人件費のマージンを取ります。
つまり、調査費用がその分膨れ上がるということです。
社内で教育された質の高い社員の調査員が浮気調査を行うかどうか、相談や見積もりの際にチェックして、人件費として計算してみましょう。
- 質の高い調査員を何人使うか? 人件費として計算してみる
- 調査員1人分の料金で「複数の調査員を動員する」といわれたら、失敗を覚悟
調査員は3〜4人必要!!
先ほど、浮気調査を3人の調査員を動員する調査として計算しました。
対象者を尾行するだけなのに、どうして3人も必要なの?と疑問に思うかもしれません。
では、調査のシミュレーションを行ってみましょう。
例えば、会社員の夫に浮気の疑惑がかかったとします。
夫のLINEに浮気相手の女とのやりとりがあり、特定の日に浮気相手の女性と会う約束をしています。
この日に的をしぼって調査の依頼をかけました。
会社員の夫は、東京・新宿の高層ビルにある企業で働いています。
会社帰りに浮気相手と会う約束をしていますから、会社の出口で張り込みをする必要があります。
しかし、会社があるフロアで張り込みをしたら怪しまれます。しかも、フロアは1つとはかぎりません。
隠れて張り込みをするには、どこがいいでしょうか?
その答えは、ビルの出口です。
駅につながる高層ビルの出口は、1階、2階、地下など複数あります。
しかも、退社時刻になると大人数の会社員が出口付近を往来します。
ここで、たった1人の調査員が対象者を見つけられるでしょうか?
それは不可能に近いといえるでしょう。
複数の調査員を有効な場所に配置し、無線でやりとりをすれば、見つけ出すことは可能です。
さあ、対象者が見つかりました。
対象者は駅に向かうのではなく、ビルを出てタクシーを探す行動をとっています。対象者がタクシーに乗ったすぐ後に、都合よく追尾のためのタクシーがやってくるでしょうか?
次のタクシーを待っている間に対象者に逃げられてしまうかもしれません。
対象者がタクシーで移動することを前提に、車やバイクに乗って待機する調査員も必要です。
つまり、足で歩いて調査する調査員と、車で待機する調査員の両方が必要ということです。
そして、車による追尾が始まります。対象者はこれから浮気をするわけですから、周囲が気になります。
ふと、タクシーのバックミラーを見ると、同じ車がずっとついていきます。「これは怪しい、何かある」と対象者はタクシーを降りてしまうかもしれません。
その日の浮気行動をやめてしまう可能性もあります。
質の高い探偵社の調査員は、車とバイクを数台使い、常に同じ車が後ろにつかないように訓練されています。
さらに、2台~3台車をはさみ、真後ろにつかないで追尾を行うため、絶対に対象者からは気づかれません。
調査の始まりの段階で、すでに数人の調査員が必要です。
移動手段がわからない浮気行動で、1人の調査員でどのように追尾するのでしょうか?
また、浮気の現場はおしゃれなバー、テーマパーク、温泉宿など数人で楽しむ場所ばかり。
調査員の男性が1人で入ったら怪しいことこのうえありません。
状況によっては、ラブホテルに調査員がカップルのふりをして、潜入することも必要な場合があります。
どう考えても調査員の動員人数が1人という金額を提示されたら、安くても十分な調査が期待できないという意味です。
「今回は浮気が確認できませんでした」と報告を受け、何度も依頼して結局高くつく、というトラブルを覚悟しなければなりません。
- 調査員は「1人で十分」といわれたら、調査費用が無駄になる可能性大
- 調査員が1人だと、数回調査を依頼して結局高くつくことも
個人経営の探偵社は質に注意!
「大手は宣伝費をかけていますが、当社はその分安くできますよ」といううたい文句に気を付けましょう。
依頼する前に、調査内容をしっかりと検討し、料金に見合うものなのか、見極める必要があります。
そもそも個人事業として探偵を行っているところは、頼みづらい、信用ができない、という懸念が多かれ少なかれあると思います。
このようなリスクを伴ってまで個人経営の探偵社に頼むわけですから、調査内容と料金で失敗しないよう、表面的な料金だけにとらわれないよう心して相談に向かいましょう。
個人経営の調査員の中には、優秀な人材が大手探偵社から独立して、その下請け業務を行っているケースは少なくありません。
しっかりした探偵社のビジネスパートナーとして行っている個人事業者は問題ありません。しかし、この場合は依頼者から直接依頼を受けることはありません。
個人経営の問題点は調査依頼を直接請け負う場合です。
1人の調査員だけで調査を行っている場合、先ほどのように人数を必要とする調査は、まず成功する可能性が低いと考えていいでしょう。
人数が少ないと、せっかく「浮気予定日」を突き止めても、その日に調査員が別の調査に出てしまっていたら、調査ができずチャンスを逃してしまいます。これは、大きな損失です。
「提携している調査員がいるから安心してください」といわれたら、「どのような調査員が何人で何時間、調査をするのですか?」と聞いてみましょう。
「ケースバイケースなのでわからない」などと話しを濁したら、料金が明確ではないと判断しましょう。
調査は確かにフレキシブルに対応する場面が必要です。
しかし、質の高い探偵社なら、「このケースなら何人必要、何時間くらいの調査になる」とおおよその検討はつくはずです。検討もつけられない探偵社なら依頼を再検討してみましょう。また、本当にそれだけの人数の調査員を動員できるのか?
探偵社の体力も見極めるポイントになります。
さらに、調査の検討がつけられないところは、見積書を出しても請求額が大幅に膨れ上がる危険性があります。見積書の見方については後ほどお話ししますが、「調査費用=人件費」の法則を頭に入れておきましょう。
- 個人経営の探偵社は、料金に見合った調査ができるのか?見極めが大切
- 「1人調査」のカラクリにひっかからないよう注意
調査員が社員か外注かは重要!
調査員が社員か、外注か、一見料金とは関係なさそうに思えますが、実は深い関係があります。
質の高い調査を行う探偵社は、優秀な社員の調査員を数多く雇用しています。
調査員は社内で適切な教育をうけ、調査員として独り立ちできるまでしっかりと会社が面倒をみてくれます。
調査の質が高いだけでなく、チームワークも整っています。
実は、調査員のチームワークというのは、浮気調査で重要なカテゴリーなのです。
先ほど浮気調査の一例をあげました。
新宿の高層ビルで、対象者が出てくるのを張り込む3人の調査員がいたとします。
3人の調査員は無線でやりとりをしています。対象が出てきたら、それを報告し各自、次の配置につきます。ある者は車に乗り込み、ある者は正面からの画像を撮り、ある者は後ろを追尾します。
同じ社内で教育された調査員なら、次々と訓練された通り配置を変えて、調査をスムースにこなしていきます。
浮気現場では証拠をしっかり押さえ、浮気をしていなかったらその証拠も押えます。
ところが、外注の調査員の寄せ集めでは、このようなチームプレーは不可能です。結局、難しい調査でなくても失敗するケースが多発し、料金だけ請求されトラブルの原因になりかねません。
悪質なのは調査の失敗を、追尾が不可能だったとして料金を請求するケースです。
何度も何度も依頼して、料金だけ支払い、結局証拠がつかめなかった、という事実は残念ながら存在します。
1回の調査で、法的に有効な証拠がつかめれば、料金は最小限に押させられます。見かけの料金に惑わされず、1回の質の高い調査が、結局のところ料金を押えることにつながるのだということを心にとめておきましょう。
- 質の高い社員の調査員を動員できるかどうか、チェック!
- 調査の回数が増えれば、それだけ料金がかかる
全国に拠点がある方がお得!
拠点の数は、料金に大きく反映します。
浮気は近場だけでなく出張先、旅行先で行うことが多いもの。
対象者が、新幹線や飛行機に乗ってしまったら!? 3~4人の調査員全員が新幹線や飛行機に乗ってしまうと、高額な経費が請求されることになるでしょう。
このような場合、全国に拠点がある探偵社なら、現地の調査員にバトンタッチすることが可能です。
例えば、出張先が分かっていたり、飛行機の行き先が分かれば、現地に拠点の調査員を待機させ調査を引き継ぐことができます。
行先がわからない場合でも、1~2人だけ調査員が同行すればすむことです。
ただ1つだけ、チェックするべき点があります。
拠点は存在しても、稼働できる調査員がいるかどうかが問題です。
最近は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスが地方都市にも存在します。名ばかりの拠点で、機能していないところは実際多いのが現状です。
余計な出費をしたくなければ、全国に稼働できる調査員が実際にいる拠点があるかどうかチェックをしておきましょう。
また、遠方調査になった場合の経費もチェックポイントです。
- 質の高い社員の調査員を動員できるかどうか、チェック!
- 調査の回数が増えれば、それだけ料金がかかる
料金表にGPSの利用料が入っていたら調査の質を疑うべき!
現在はGPS機能が発達し、人ではなくGPSを使って追尾する探偵社の中にはあります。
GPSには、ご存じの通り誤差が生じます。
また、GPS機器の設置を探偵社が行うと刑法に触れる場合があり、依頼者に直接設置を促すところもことも少なくありません。
例えば妻が夫の車にGPSを取り付けるのは、親族なので問題はありません(浮気相手の車にGPSを取り付けるのは違法です)。
これを利用して、妻(または夫)に夫(または妻)の車にGPSを取り付けさせ、目的地を追求してから、ようやく人が動き出すという、信じられない調査を行っている探偵社も実際に存在します。
探偵社に初めて調査を依頼する場合、それをスタンダートだと認識してしまえば、納得してしまうこともあるかもしれません。
しかし、何度もいうように浮気調査は3~4名の調査員を必要とする難しい調査です。
簡単にGPS調査ですめば、探偵業は増えるばかりで経済的な競争が激化していたでしょう。
なぜここまで、探偵業の新規参入が難しく、信頼を得て長続きするのが最も困難な理由は、人海戦術を駆使しなければならないからです。
さらに、GPS機器の利用料金として必要以上の料金を請求してくる可能性もあります。
ネットで公開している料金表や見積書にGPS料金が入っていたら、調査の質自体を見直した方がよさそうです。
- 全国の拠点の有無を調べる
- 稼働できる調査員が実際に拠点にいるか、チェック
ネット料金や見積もりを鵜呑みにするな!
ひと昔前の探偵業界の料金は、いわゆる「言い値」という形でした。
料金を明確に公表せず、ケースバイケースで料金を設定していました。
しかし、ネットが普及してから、各社料金表を提示するようになりました。
それでは、ネットで公表している料金表を比較して安いところに頼むのがいいのでしょうか?
調査料金は、パソコンを購入する時のように、スペックが同じものを比較ができるわけではありません。
「調査費用=人件費」という法則に基づいているか? 質の高い調査員を導入しているか?
ニーズに応える調査をしているか? など、内容と料金が一致しているかどうか厳密に見極める必要があります。
まず、ネットで公表されている料金は、一番簡単な調査の例と考えましょう。
例えば、スタート地点が分かり、近場で浮気をして、同日に帰ってくるというパターン。このパターンに見合った「人件費=調査費用」であるかどうかをチェックすることが、ポイントの1つ。
調査費用が1日3~4万円というというところは、十分な調査員の数を導入していない可能性が高いといえるでしょう。
前述のとおり、調査で失敗する確率が高く、数回にわたる調査を必要とし、逆に費用がかかってしまうリスクが高いということです。しかも、数回にわたる調査を行っても、法的に有効な証拠がとれるか保証はどこにもありません。
また、重要なのは「成功報酬」です。
調査費用の他に、成功報酬を要求する探偵社があります。これは、浮気の証拠をつかめたら、契約料金の何割かを成功報酬として上乗せして後日請求するという形です。
この方法をとっている探偵社と契約すると、成功した場合の料金が高くなるだけでなく、成功しなかった時の調査の質も疑いたくなります。
具体的な相談に進むと見積書を受け取ることができます。見積書を出さない探偵社は、まず怪しいと考えていいでしょう。
- 公開されている料金が「人件費=調査費用」の法則にあてはまるかチェック
- 成功報酬を請求するところは、調査の質を疑問視
ふくれ上がる経費にご注意!
調査費用は人件費ですから、相応の金額は理解できます。
見積書で注目したいのは、経費です。経費というのは、調査員の移動にかかる交通費や車両費のこと。
他に報告書の作成費用も、経費として計上しているところもあります。経費が固定の金額なら、全体の支払い金額が見えてきますが、実費というところもあります。実際にかかった費用を請求するというところです。
遠方に浮気相手と旅行にでかけたり、出張先で浮気を行ったりするケースならば、経費が交通費で膨れ上がってしまいます。
せっかく浮気と見込んで調査を依頼したのに、結局浮気はしていなかった、などというケースも少なくありません。
この時、調査員4名が東京から北海道へ出向き、経費を請求された……なんてことも、十分考えられます。
それでは、どのような見積書がいいのでしょうか?
経費が基本料金に組み込まれている「経費込み」と書いてある見積もりが、一番安心できます。
調査員がどれだけ、移動しても経費は一定、浮気現場が出張先でも旅行先でも安心して、調査依頼ができます。
とはいえ、経費の内容はチェックしましょう。
よくよく読むと「飛行機代は別、宿泊費は別途請求……」など細かい指定があるかもしれません。
さらに、報告書の作成料金をチェックしましょう。
きちんとした探偵社は、画像が入った細かい報告書を提出してくれます。
スタート地点から、家に帰るまで時間軸に沿った画像と説明文で記されています。これも基本料金に入っていることがのぞましい見積もりです。
余談ですが、浮気の現場があれば、対象者と浮気相手の顔がわかる画像が報告書に入っていないところは調査の質が悪いといっていいでしょう。
重要なのは浮気現場の2人の後ろ姿の画像ではなく、正面から撮影した画像です。
追尾中に正面から撮影するのは難しいことですが、質の高い探偵社なら、正面から撮影することが可能です。
肉体関係を証明できる行動説明と、顔がわかる画像があれば、法的に有効な証拠となります。
探偵社によっては、A4サイズで厚みが2~3センチある報告書を提出するところもあります。
報告書に関しては、薄すぎるものは問題がありますが、厚さよりも中身が重要です。
ここで問題視されるのは、報告書の制作に料金が発生するかしないかです。
経費に組み込まれているかそうでないかは、あらかじめチェックしておきましょう。
- 経費が基本料金に組み込まれているか、一定金額かどうかチェック
- 経費の内容も確認する
「浮気相手の特定」が調査料金に組み込まれているかどうか確認!
浮気調査でトラブルが多いのが、浮気相手の特定です。
浮気現場を押させたのに、浮気相手の情報を調べてくれないというケースです。浮気の現場は押させたらここまでで調査終了、「浮気相手の住所や勤務先を調べるのは、また別の調査になります」と言われるケースも少なくありません。
せっかく浮気現場を押えたのだから、そのまま浮気相手を追尾すれば名前、住所、勤務先が判明するわけです。
「浮気相手の情報は別調査」といわれても、今後いつ浮気をするかわからない、また調査料金が発生してしまう、など確実に浮気相手の情報を得るには、時間とお金がかかってしまいます。
良心的な探偵社は、浮気相手の住所や勤務先まで調べることが、1回の浮気調査として考えています。
必ず浮気相手も追尾し、自宅や勤務先がわかるところまでを調査としています。
浮気相手の調査は別調査ということであれば、同日に調査を続けて浮気相手の住所を特定する場合の調査料金や経費を見積もりに入れてもらいましょう。
そこで、納得がいかない場合は、浮気相手の調査も含まれた質の高い探偵社への切り替えを考えた方がよさそうです。
- 浮気相手の特定が調査料金に組み込まれているかどうか確認
- 別調査になるといったら、他の探偵社を検討する
「追加料金は一切頂きません」と明記のある探偵社を選ぶ
探偵社に支払う料金は契約時に払う基本料金と調査料金、調査後に支払う追加料金があります。
トラブルが多いのは追加料金。見積書にない料金が加算され、思った以上に料金が高くついた、というトラブルは少なくありません。
安心できるのは「追加料金は一切頂きません」と明記があるところ。思わぬ追加料金が発生する場合があるので注意しましょう。
例えば、緊急料金。
「浮気予定日」は突然やってくるかもしれません。
浮気を疑っている夫(または妻)のLINEを見たら「明日○○で会おう」などと書いてあるのを発見し、急に明日お願いします、と探偵社に依頼をしたとします。
調査は無事終了し証拠も押えました。しかし、追加料金の請求書を見てびっくり! 緊急対応料金が調査料金と同じくらいにかかっていることもあるのです。
浮気相手の特定、交通費、車両費などの経費も追加料金が発生する可能性もあります。
見積書をじっくり読んでも、読み取れない追加料金もあります。緊急の場合は? 浮気相手の特定は? など一つ一つ相談の時に細かく相談員に聞いておく必要があります。
この作業が面倒な場合は、「追加料金は一切頂きません」と明記がある信頼がおける探偵社に依頼しましょう。
- 「追加料金は一切頂きません」と明記のある探偵社を選ぶ
- 追加料金がある探偵社の見積書は細かくチェック
調査結果から見る費用の現実
「人件費=調査費用」の法則を確認できるのは、報告書です。
残念ながら結果が得られなかった場合、報告書の画像を一つ一つチェックしていきましょう。同じシーンを違う角度から撮影している画像があれば、調査員が2人以上いることがわかります。
しかし、1つのシーンで同じ角度の写真が数枚あったり、車で走行中に撮影した画像が極端に少なかったり、後ろ姿の画像ばかりの場合、調査員が1人の可能性があります。
見積書に調査員の人数が複数書いてあるにもかかわらず、調査内容があきらかに調査員1人のものであれば、次の調査を依頼するとき探偵社を変えることを検討しましょう。
依頼者が調査の現場を視察することは不可能です。
報告されたものを信じるしかありません。本当に調査をしたのか、見積書どおりの人数が動員されたのか、これは報告書から読みとるしかないのです。
適切な料金で質の高い調査をうけたいのが浮気調査。
このようなトラブルを防ぐため、最初の探偵社選びが重要なのです。
- 報告書から調査員の人数が読み取れる
- 契約どおりの人数が動員されていなければ、他の探偵社に依頼を
納得がいく調査費用で依頼をするために
夫(または妻)の浮気の兆候を見つけた時、頭に血が上って調査費用どころではない!
「何でもいいからとにかく調査してください」ということだけは絶対にさけましょう。
とはいえ、普段から信頼のおける探偵社を探しておくなどと、浮気に用意周到な人も少ないでしょう。ということで、適切な金額で調査を行っている探偵社の見分け方をまとめました。
<適正料金で質の高い調査を請け負う探偵社の見分け方>
- 歴史と実績がある探偵社である
- 探偵業界の中で大手であり社員が多数
- 拠点が全国にあり、実働する調査員がいる
- 社員の調査員が多数所属している
- 社員教育に力を入れ、質の高い調査員が所属する
- 浮気調査を複数の質の高い調査員が行う
- 調査料金が人件費として見合っている
- 追加料金は一切とらない、と明記がある
- 見積書が明確である
- 浮気調査以外に社会貢献など行っている企業である
企業として優良であることが、すなわち適正料金につながります。
ネット上に掲載されている見かけ上の金額だけでなく、企業の実態も考慮することが、調査の成功につながるのです。
法的に有効な証拠をつかんでおけば、復縁にも離婚にも有利に働きます。
自己判断で動いて、事態を悪化させることが一番自分の将来に響きます。浮気の兆候に気が付いたら、まずは優良な探偵社に相談することです。
質の高い探偵社ほど、親身に相談を受け付けてくれます。もちろん優良企業は、相談が無料です。
プロに話すことで自分の気持ちが落ち着き、今後どのような調査を進めていくのか、最適な方向が見えてきます。
調査料金から探偵社の実態が見えてきまましたか?
自分の大切な未来を探偵社選びで躓かないよう、優良な探偵社を見極めましょう。